INFORMATION
8.82018
2018世界選手権代表選手の練習が公開されました!
全クラスでメダル獲得を。
思いを一つにリバプールへ。
2018年8月12日(日)~18日(土)にイギリス・リバプールで開催されるBISFed 2018 WORLD BOCCIA CHAMPIONSHIPS(BISFed 2018 世界ボッチャ選手権大会)に出場予定の日本代表・火ノ玉JAPAN8選手の強化練習が公開されました。
公式大会では観ることのできない国内トップ対決──BC1/2チーム(杉村英孝選手、廣瀬隆喜選手、中村拓海選手、藤井友里子選手)vs BC4“チーム”(古満渉選手、江崎駿選手、唐司あみ選手、高田信之選手)の練習試合も! 慣れないチーム戦(BC4の団体戦は通常ペア戦)、慣れない6エンド戦(ペア戦は4エンドまで)でありながらBC4“チーム”も善戦。敗れはしたものの、リオパラ銀メダルチーム相手に好ゲームを見せてくれました。
2018世界選手権前最後の強化合宿公開練習は、火ノ玉JAPANキャプテン・杉村英孝選手の「チーム一丸となってベストコンディションでのぞもう」というメッセージで終演となりました。
代表選手コメント |
■BC1&2
杉村英孝選手、廣瀬隆喜選手、中村拓海選手、藤井友里子選手
──杉村選手、キャプテンとして、火ノ玉JAPAN全体の目標、意気込みを。
杉村◆「全クラスでメダル獲得」。そのサブスローガンとして「チーム一丸となってベストコンディションでのぞもう」という気持ちでみんな一致していますので、選手だけでなくサポートしてくれるスタッフ、日本で応援してくれる仲間たち・・・みんなの思いを一つにしてリバプールに乗り込もうと思っています。
──目標を。
杉村◆チームとしては決勝進出が最低ライン。そこ行かなきゃ意味ないって思っています。中村選手も力付けてきていますし、チームとしての総合力というのは、リオの時よりも上がっていると思いますので、そこは自信をもってのぞみたいと思います。
廣瀬◆チームで一番輝くメダルを。
──世界選手権でもメダル獲得は当然として、あとはタイ?
廣瀬◆タイに勝たないと金にならないので。2020東京を見据えた時に、今タイを倒すのかというのはありますけど、ひとまずそういうのは置いておいて、全力でぶつかっていきたいなと思います。世界選手権となると、メダルを取るとランキングもガラッと変わるので・・・ポイント係数が違うので、ランキングを上げるためにも、最低でもメダルは取りたいと思っています。
中村◆チーム戦も個人戦もメダル獲得!という目標でのぞみたいと思います。まずはリラックスして、いつも通りの・・・もちろん緊張はすると思うんですけど、その緊張を悪い流れに行かないように、できるだけそれを自分でコントロールして試合にのぞみたいと思います。
藤井◆やっぱりBC1の役割としては、アプローチがメインだと思うんですけど、アプローチだけでなく、遠投のアプローチ、ミドルのプッシュだとかもしっかりできるようにしていきたいと思います。1つでも多く試合に出させていただいて、自分の持ってるものをいかにチームのために、日本代表の一人として、BC1として出せるか・・・ベストパフォーマンスで笑顔でやってきたいと思います。
──杉村選手、個人戦でのメダル獲得も期待されていますが?
杉村◆個人戦でもメダル取りたいですね。アジアのタイレベルの選手相手にはまだまだ力の差を感じることもありますけど、ヨーロッパのランキングの選手ですとか、そういった選手に対しては苦手意識とか、絶対勝てないという感じはないんで、トーナメントの組み合わせとかにもよりますが、狙っていきたいです。
■BC3
高橋和樹選手
──世界選手権2回目。前回は銀メダル獲得でした。
高橋◆今回、予選リーグがジョン選手(JEONG,HOWON選手。韓国。前回世界選手権BC3優勝。リオパラリンピックBC3優勝)と一緒なんです。いきなり前回世界選手権1位、2位対決です。
──すごいリーグですね。
高橋◆あともう一人、パトリック選手(イギリス)は、自分・・・リオで負けている選手なんです。世界選手権で負けているジョン選手と、リオで負けているパトリック選手と同じリーグという・・・最高のリーグです(笑)。
──スゴイ! ハイレベルなリベンジリーグですね。
高橋◆二人とも実力的には自分より上なんですけれども、勝負なんでやってみなけりゃわからないんで、前回2位になったのと同じように勝負はやってみなけりゃわからないんで、一戦一戦大事に戦って、その結果うまく勝ち上がっていればいいかなと。やっぱり日本代表として行く以上はメダル獲得を目指すというのは当然ありますけど、相手はみんな自分より強いんで・・・一戦一戦大事に戦って、一試合でも多く試合ができるように頑張ってきます。
■BC4
古満渉選手、江崎駿選手、唐司あみ選手
──ペア戦の目標を。
古満◆BC4が世界選手権に出るのは、実は日本は初めてなので、そういう意味でも、せっかくチャンスがめぐってきているし、日本のBC4としてランクを上げていかないと2020東京の時によいプールに入れないので、火ノ玉JAPAN全体としてメダル獲得という目標を立てていますけど、それを達成するためにも、まず予選プールを突破するという・・・これまでのワールドオープンとかではなかなか突破できていなかったんで、まずはそこに照準を合わせてやっていきたいなと。あとは、よい時も悪い時も引きずらずに、思い切りよくプレーしてきたいですね。
──古満選手、キャプテンとしての抱負を。
古満◆今回はこの3人(古満、江崎、唐司)で行くので・・・なんでも言ってもらえるような、いいペアのチーム作りはできたらいいなと思いますね。笑って行って、笑って帰れるように。
──唐司選手は本代表デビュー戦ですね。
唐司◆二人に指示されたことを的確にできるように、試合までまだ少し日数があるので練習していきたいなと思います。
──江崎選手、ペア戦の意気込みを。
江崎◆さっきキャプテンも言ったと思うんですけど、引きずらないように・・・どちらかがミスしてもカバーできるようにとか、そういうのが一番かなと思います。
──個人戦にも出場ですね。
江崎◆BC4では一人なので、そこはみんなを背負っているので・・・やっぱり一人しか出ないということでプレッシャーも少なからずあるんですけど、自信を持ってやりたいと思います。ペアと同じで、まずは決勝トーナメントに進出する。そこからは行けるところまで行くと。自信を持ってやります!
監督コメント |
河合俊次日本代表監督
──今回の火ノ玉JAPAN全体の目標を。
河合◆全カテゴリーでのメダル獲得というのは当然目標においてますけれども、東京へ向けてのプレパラリンピック的な大会という感覚では、課題とか成果とかがちゃんと見られるようにしたいとも思っています。ここで結果を残せれば、東京へ向けて今やっている方向は間違っていないと確認できるんで、そこはしっかり押さえておきたいと思います。
──東京へ向けてはランキングポイント的にも大きな大会だと思います。
河合◆ランキングポイントとしてはパラリンピックとほぼ同レベルの大会。ボッチャの世界では最高グレードで、トップの選手ばかりが集まる大会なので、そこでいい結果を出したいと思いますし、やっぱり日本の存在感を世界に植え付けたいな、と。もっと言えば、日本はBC1/2チームだけじゃないんだよというところも植え付けたいな、と思います。
──BC1/2チームだけでなく、BC3も、BC4も、ペアも、やるな日本と?
河合◆そう思わせたいと思います。日本は東京まで着々と準備してるなと思わせたい。東京へ向けて覚悟しとけよと思わせたいですね。
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