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大会レポート オープン車いす~第17回関東選手権千葉大会
全国準優勝の成嶋選手が勝負強さを見せ、初制覇!
前回第16回大会、前々回第15回大会の王者が予選で姿を消すという波乱の展開となったオープン車いすクラス。全国大会(※)ファイナリストの成嶋祐一選手が初制覇を果たしました。
※全国大会=2021年12月に開催された第1回ボッチャオープンチャンピオンシップ
▼写真レポート
▼予選リーグ結果
▼決勝トーナメント結果
▼最終順位(1~3位)
■写真レポート |
▲第15回大会優勝、前回第16回大会準優勝──今大会でも優勝候補の一人に数えられていた斎藤一秋選手のアクシデントによるまさかの初戦不戦敗により、どの選手が勝ち上がるのか予想できない展開となった予選プールA。3選手が1勝で並んだため得失点差により予選順位が決まりました。
▲前回第16回大会覇者の渡辺政男選手、全国大会(※)準優勝の成嶋祐一選手、トップクラスとの差を着実に縮めてきている八木椎奈選手が1枠だけの決勝トーナメントの切符を奪い合った予選プールB。渡辺選手と成嶋選手は予選初戦でいきなり激突。1点差で明暗を分けました。写真上は渡辺選手(赤)vs成嶋選手(青)。※全国大会=2021年12月に開催された第1回ボッチャオープンチャンピオンシップ。
▲予選プールBの首位攻防戦は八木椎奈選手vs成嶋祐一選手。2連勝同士の激突。勝利した方が決勝トーナメント進出となる試合は、どちらが勝ってもおかしくない接戦となりましたが、わずか1点差で成嶋選手の勝利。プールBトップとなる得失点差を記録するなど強さを見せた八木選手でしたが、惜しくも決勝トーナメント進出はなりませんでした。写真上は八木選手(赤)vs成嶋選手(青)。
▲予選プールCは日本選手権3度優勝の実績を誇る大濱梨沙選手の独壇場。安定した強さで3連勝し、順当に決勝トーナメント進出を決めました。写真は大濱選手(赤)vs伊藤紀子選手(青)。
▲日本選手権3位の実績をもつ小松輝昭選手、前回第16回大会3位の中村翔選手、BC2から転向の奇才・海保美宏選手が顔を合わせた予選プールDも激戦となりました。決勝トーナメント進出はなりませんでしたが、小松選手に勝利した中村選手は2勝をあげました。写真上は中村選手(赤)vs小松選手(青)。
▲準決勝の第1試合は混戦のプールAから上がった宮下拓也選手とプールD1位の海保美宏選手。海保選手が快勝で決勝進出を決めました。写真は宮下選手(赤)vs海保選手(青)。
▲準決勝の第2試合は優勝候補同士の対戦。互角の好勝負となりましたが、先にペースをつかんだ成嶋祐一選手が1点差で逃げ切り決勝の舞台へと駒を進めました。写真は大濱梨沙選手(赤)vs成嶋選手(青)。
▲3位決定戦は宮下拓也選手と大濱梨沙選手の対戦。宮下選手も健闘しましたが、今大会の女王の安定感は別格。大濱選手が快勝で2大会ぶりのトップ3入りを決めました。写真上は宮下選手(赤)vs大濱選手(青)
▲ファイナリストとなったのは海保美宏選手(赤)と成嶋祐一選手(青)──↓
▲──オープン車いすクラスの他の選手とは異なる経験をしてきた奇才・海保選手ならではの大胆なボッチャはこの試合でも冴えましたが──↓
▲──1点差ゲームに勝ち続け、予選~決勝トーナメントと1試合ごとに調子をあげてきていた成嶋選手のボッチャがわずかながらそれを上まわりました──↓
▲──オープン車いすクラス復帰後初の関東選手権参戦となった海保選手。優勝こそならなかったものの、このクラストップレベルの実力を有していることを証明してくれました──↓
▲──優勝したのは成嶋選手!今大会5試合のうち1点差勝ちが3試合というギリギリの戦いでの勝ち上がりでしたが、それだけにその勝負強さが際立った初制覇でした。
■予選リーグ 各プール1位の計4選手が決勝トーナメント進出。 |
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プールA 斎藤選手無念の不戦敗で予想外の展開に! |
勝利数 | 得失差 | 順位 |
501 斎藤一秋(東京) |
1 | 0 | 2 |
508 長尾涼子(東京) |
1 | -13 | 3 |
509 宮下拓也(○○) |
1 | 13 | 1 |
[対戦結果] 斎藤一秋(× 0-14 〇)宮下拓也 / 長尾涼子(〇 3-2 ×)宮下拓也 / 斎藤一秋(〇 14-0 ×)長尾涼子 | |||
プールB 全勝対決を制し成嶋選手が決勝Tへ! |
勝利数 | 得失差 | 順位 |
502 渡辺政男(東京) |
1 | -4 | 3 |
507 山寺隼矢(神奈川) |
0 | -18 | 4 |
510 八木椎奈(埼玉) |
2 | 16 | 2 |
515 成嶋祐一(茨城) |
3 | 6 | 1 |
[対戦結果] 渡辺政男(× 2-3 〇)成嶋祐一 / 山寺隼矢(× 1-7 〇)八木椎奈 / 渡辺政男(× 0-11 〇)八木椎奈 / 山寺隼矢(× 1-5 〇)成嶋祐一 / 渡辺政男(〇 9-1 ×)山寺隼矢 / 八木椎奈(× 3-4 〇)成嶋祐一 ※3名プールと合わせるため4名プールは最下位選手1名の戦績を除き3名プールとして再計算し順位を決定しています。 |
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プールC 全戦快勝の大濱選手が勝ち上がり! |
勝利数 | 得失差 | 順位 |
503 大濱梨沙(千葉) |
3 | 29 | 1 |
506 伊藤紀子(千葉) |
2 | 6 | 2 |
511 戸澤和馬(神奈川) |
1 | -16 | 3 |
514 長谷川晃(○○) |
0 | -19 | 4 |
[対戦結果] 大濱梨沙(〇 12-0 ×)長谷川晃 / 伊藤紀子(〇 7-0 ×)戸澤和馬 / 大濱梨沙(〇 10-0 ×)戸澤和馬 / 伊藤紀子(〇 6-0 ×)長谷川晃 / 大濱梨沙(〇 8-1 ×)伊藤紀子 / 戸澤和馬(〇 4-3 ×)長谷川晃 ※3名プールと合わせるため4名プールは最下位選手1名の戦績を除き3名プールとして再計算し順位を決定しています。 |
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プールD 海保選手が他選手を圧倒し決勝Tへ! |
勝利数 | 得失差 | 順位 |
504 小松輝昭(千葉) |
1 | 5 | 3 |
505 中村翔(埼玉) |
2 | 7 | 2 |
512 海保美宏(群馬) |
3 | 24 | 1 |
513 増子亮(○○) |
0 | -36 | 4 |
[対戦結果] 小松輝昭(〇 8-0 ×)増子亮 / 中村翔(× 2-7 〇)海保美宏 / 小松輝昭(× 3-4 〇)海保美宏 / 中村翔(〇 10-0 ×)増子亮 / 小松輝昭(× 4-6 〇)中村翔 / 海保美宏(〇 18-0 ×)増子亮 ※3名プールと合わせるため4名プールは最下位選手1名の戦績を除き3名プールとして再計算し順位を決定しています。 |
■決勝トーナメント | ||
準決勝戦 全国準Vvs全国2連覇選手の対戦も実現! |
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509 宮下拓也 (プールA 1位) |
× 2-9 〇 | 512 海保美宏 (プールD 1位) |
515 成嶋祐一 (プールB 1位) |
〇 3-2 × | 503 大濱梨沙 (プールC 1位) |
3位決定戦 女王・大濱選手2大会ぶりメダル獲得! |
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509 宮下拓也 (プールA 1位) |
× 1-4 〇 | 503 大濱梨沙 (プールC 1位) |
決勝戦 全国準優勝の成嶋選手が関東初制覇! |
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512 海保美宏 (プールD 1位) |
× 2-5 〇 | 515 成嶋祐一 (プールB 1位) |
■オープン車いすクラス最終順位 | ||
優 勝 | 515 成嶋祐一(茨城) |
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準優勝 | 512 海保美宏(群馬) |
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第3位 | 503 大濱梨沙(千葉) |