大会レポート 第2回ボッチャ甲子園

北は北海道から南は沖縄県まで全国から36チームが出場!

第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]

肢体不自由特別支援学校日本一決定戦「ボッチャ甲子園」。その第2回大会が、2017年7月21日(金)、東京都港区で開催され、北は北海道から南は沖縄県まで──昨年開催された第1回(18チーム/22校が出場)を大きく上まわる36チーム(38校)が出場。高校野球の甲子園大会さながらのトーナメント形式で熱い戦いを繰り広げました。
「杉村英孝選手や廣瀬隆喜選手が高校生の頃より遥かにうまい」(火ノ玉JAPANのBC1/2チームをリオパラリンピック銀メダルに導いた村上光輝代表コーチ)、「ただ寄せるだけでなく、どの角度から投げたらよいかなどチーム戦の戦い方をしっかりと考えている学校も多い」(第1回に続き観戦に訪れていた蛯沢文子選手)──昨年以上に、そして予想していた以上にレベルの高い攻防が見られた「特別支援学校生の日本選手権」は、まさに“甲子園”と呼ぶにふさわしいものでした。

大会名 第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]
スポーツ庁委託事業 Specialプロジェクト2020(全国的なスポーツ・文化大会の開催支援事業)
開催日 2017年7月21日(金)
開催場所 東京都港区スポーツセンター5階 メインアリーナ
出場数 36チーム(38校)
試合形式 3名1組のチーム戦
主催 一般社団法人日本ボッチャ協会
ボッチャ甲子園実行委員会
共催 公益社団法人日本理学療法士協会
協力 全国特別支援学校肢体不自由教育校長会
杏林大学

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第3回全国ボッチャ選抜甲子園

始球式
第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]
杉村選手&廣瀬選手が同時に投球
0回戦
沖縄県立鏡が丘特別支援学校
琉球ミラーイーグルス
× 3-6 ○ 埼玉県立熊谷特別支援学校
Dream girls
埼玉県立宮代特別支援学校
チームSUN
× 0-2 ○ 広島県立広島特別支援学校
We are Hirotoku
長崎県立諫早特別支援学校
長崎県立佐世保特別支援学校
長崎Champon’s
× 0-4 ○ 埼玉県立蓮田特別支援学校
蓮特四人組
新潟県立上越特別支援学校
上越特別支援学校
× 0-11○ 瀬戸市立瀬戸特別支援学校
瀬戸市立瀬戸特別支援学校
1回戦
東京都立町田の丘学園
MACHIOKA
× 0-7 ○ 埼玉県立熊谷特別支援学校
Dream girls
愛知県立小牧特別支援学校
Brex
○12-0 × 東京都立八王子東特別支援学校
八東ファイヤービクトリー
群馬県立あさひ特別支援学校
サンライズ
○ 3-0 × 東京都立府中けやきの森学園
府中けやきの森学園
石川県立いしかわ特別支援学校
チームI
× 0-3 ○ 千葉県立桜が丘特別支援学校
桜が丘 Victory Chiba
福島県立郡山支援学校
郡山オールスターズ
○ 2-1 × 熊本県立松橋支援学校
熊本県立松橋支援学校
東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
○ 5-0 × 茨城県立水戸特別支援学校
水特ファミリ
北海道岩見沢高等養護学校
GKY
× 1-2 ○ 東京都立光明学園
光明サンライズ
広島県立広島特別支援学校
We are Hirotoku
○ 4-1 × 筑波大学附属桐が丘特別支援学校
桐が丘ポローニア
東京都立城北特別支援学校
城北コントロールパワーIII
○ 4-1 × 埼玉県立蓮田特別支援学校
蓮特四人組
豊田市立豊田特別支援学校
チームトヨタ
× 0-3 ○ 東京都立小平特別支援学校
小平プレミアムズ
大阪府教育庁 教育振興室 支援教育課 生徒支援グループ(大阪合同)
Team 大阪
× 1-1 ○ 茨城県立下妻特別支援学校
下妻特別支援学校
東京都立志村学園
東京都立志村学園
× 0-4 ○ 愛知県立豊橋特別支援学校
とよはしSSB
青森県立八戸第一養護学校
AYUTAKO8
× 1-2 ○ 神奈川県立小田原養護学校
小田養ジョーズ
福井県立福井特別支援学校
S.S.S.
× 0-3 ○ 茨城県立つくば特別支援学校
茨城県立つくば特別支援学校
岩手県立盛岡となん支援学校
TTGM
× 0-5 ○ 東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス
瀬戸市立瀬戸特別支援学校
瀬戸市立瀬戸特別支援学校
○ 2-0 × 東京都立墨東特別支援学校
旋風Kids
2回戦
埼玉県立熊谷特別支援学校
Dream girls
× 2-2 ○ 愛知県立小牧特別支援学校
Brex
群馬県立あさひ特別支援学校
サンライズ
○ 3-0 × 千葉県立桜が丘特別支援学校
桜が丘 Victory Chiba
福島県立郡山支援学校
郡山オールスターズ
× 0-2 ○ 東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
東京都立光明学園
光明サンライズ
○ 4-0 × 広島県立広島特別支援学校
We are Hirotoku
東京都立城北特別支援学校
城北コントロールパワーIII
× 1-4 ○ 東京都立小平特別支援学校
小平プレミアムズ
茨城県立下妻特別支援学校
下妻特別支援学校
○ 2-1 × 愛知県立豊橋特別支援学校
とよはしSSB
神奈川県立小田原養護学校
小田養ジョーズ
× 0-2 ○ 茨城県立つくば特別支援学校
茨城県立つくば特別支援学校
東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス
○ 4-0 × 瀬戸市立瀬戸特別支援学校
瀬戸市立瀬戸特別支援学校
準々決勝戦
愛知県立小牧特別支援学校
Brex
○ 5-0 × 群馬県立あさひ特別支援学校
サンライズ
東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
○ 5-0 × 東京都立光明学園
光明サンライズ
東京都立小平特別支援学校
小平プレミアムズ
× 2-2 ○ 茨城県立下妻特別支援学校
下妻特別支援学校
茨城県立つくば特別支援学校
茨城県立つくば特別支援学校
× 0-3 ○ 東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス
準決勝戦
愛知県立小牧特別支援学校
Brex
○ 3-0 × 東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
茨城県立下妻特別支援学校
下妻特別支援学校
× 0-6 ○ 東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス
三位決定戦
東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
○ 2-0 × 茨城県立下妻特別支援学校
下妻特別支援学校
決勝戦
愛知県立小牧特別支援学校
Brex
×2-3 ○ 東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス

一度負ければ終戦という厳しい戦いを勝ち抜き、センターコートで行われた決勝戦に駒を進めたのは、初出場の2校──学校の部活動で一緒にボッチャをやっている仲間たちのチーム“東京都立村山特別支援学校「村山フェニックス」”と、今年の日本選手権本大会への出場も決めている国内BC4クラスのトッププレーヤーの一人である江崎駿選手(高2)率いるチーム“愛知県立小牧特別支援学校「Brex」”。リオパラリンピックでの火ノ玉JAPANチームの活躍を見て「自分ももっとボッチャをやりたい」とクラブチームを立ち上げ、日本選手権大会の予選会にも挑んだ小川○(ゆう:示偏に右)太郎選手(高1)のボッチャ熱に引き付けられたメンバーで構成された村山か!? 「学校にボッチャ部を作りたい。そのためにも“優勝”という結果がほしい」との思いで戦ってきた小牧か!? ともに実力あるBC4クラスの選手を核としたチーム同士の決勝戦。その結果は──村山フェニックス 3-2 Brex。寄せては寄せ返し、自分たちがジャックボールを投じたエンドを取り合った試合は、第1エンドに3点を奪取した村山が、第2エンドのBrexの猛攻を2点に抑え、逃げ切り。第2回ボッチャ甲子園を制し、2017年の肢体不自由特別支援学校日本一に輝きました。
第3回全国ボッチャ選抜甲子園

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■最終順位

東京都立村山特別支援学校
村山フェニックス
第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]
●萩原祐人選手(高1)「全国から集まって、そこで戦えるというのはすごくうれしい。そこで優勝できた。まだ実感はないが自信になると思う。」キャプテンとして落ち着いてチームをまとめました。●小川○(ゆう:示偏に右)太郎選手(高1)「特別支援学校同士で対戦する。こういう機会はなかなかない。」リオパラ銀メダルを見て、本格的にボッチャに取り組みはじめました。●小久保和裕選手(高1)「はじめは緊張した。ガチガチだった。」と言いながらもムードメーカーとして明るく陽気にチームを盛り上げました。●伊藤優希選手(中3)「ボッチャは部活のみ。」ながら本格的に取り組んでいる選手たちとも対等に渡り合いました。


愛知県立小牧特別支援学校
Brex
第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]

東京都立鹿本学園
THE★バンビーズ
第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]

第2回全国特別支援学校ボッチャ大会[ボッチャ甲子園]

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パラ、全スポ──その可能性を伝えたかった。
今回は2020年へ向けた選手発掘の思いがあった。だから、この出場数は運営上厳しかったが、無理をしてでも36チーム出場してもらった。今なら2020年に間に合うから。サブアリーナではクラス分けもさせてもらった。まずはBCクラスに入るかどうか。「あなたはパラリンピック狙えるんですよ」と伝えたかった。オープンクラスの方には2021年に三重県で開催される全国障害者スポーツ大会からボッチャが正式種目となるので、「県代表になって、そこを目指せますよ」と伝えたかった。その可能性に気づいてほしかった。こういうことをキッカケに、日本のボッチャがより盛り上がると期待している。

一般社団法人日本ボッチャ協会
奥田邦晴理事長

この流れがどんどん続いていってほしい。
子供たちが夢をもって、こういった大会・・・みんなと競い合うことができるようになるというのが特別支援学校においても普通のことだと思うので、この流れがどんどん続いていってほしいと思う。子供たちが「将来は自分も!」という気持ちをもってきてくれれば、自分なりの目標を見つけてくれるのではないか。肢体不自由校なら全国に約230、併設校も合わせると300くらいある中で、すべての学校でボッチャがやられて、1つの競技に対してお互い競い合うことができてくると、競技性も高まるし、ボッチャの質も上がってくる。日本選手権に出てみたいとか、パラリンピックに出てみたいとか、子供たちの夢にもなってくる。

全国特別支援学校ボッチャ大会実行委員会
三浦浩文実行委員長

杉村や廣瀬が高校生の頃より遥かにうまいと思う。
特別支援学校において、ボッチャをやっている人は多かったが、大会に出てみようとまでは今まではならなかったのかなと。本人が出たいと思っても、周囲が思っていなかったり。これだけの数の選手が競技会に出てくるというのは大きい。有望な人材も多い。もちろん、すぐに日本代表というのは難しいが、杉村英孝選手や廣瀬隆喜選手が高校生の頃よりは遥かにうまいと思う。今回はその二人がゲストで来ているので、そのレベルの高い「こんな投球もあるよ」「こんな技術もあるよ」というプレーを間近で見てもらえたら、もっとうまくなると思う。

一般社団法人日本ボッチャ協会
村上光輝日本代表コーチ

第3回全国ボッチャ選抜甲子園

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